マイクロアルゲミー(株)

社長の独り言
〔屋内培養の難しさ〕
  (屋内培養の壁)

これまでお伝えして来た通り、私自身屋外培養を業界的には優れた装置で二度大規模化してきた結果として、藻類培養のポテンシャルを最大限に引き出すためには屋外培養ではだめだと結論付けました。 しかし、それでは屋内培養なら全てが解決するのかと言えば、そうではありません。
屋内培養には屋内培養なりの越えなければならない壁があります。

屋内培養の場合はまず建屋が必要です。
そしてエネルギーはフリーの太陽光ではなく、一般の電力になりますからランニング費用も掛かります。
従って、屋内培養の達成しなければならない培養条件としては、まずはあらゆるコストを削減し、且つ収穫量を格段に引き出せる連続培養(コンタミ防止・沈殿付着防止・温度管理)が可能な装置である事。
そしてその連続培養を高濃度(=収穫量)で実現出来る装置である事。
後願わくば、CO2の高効率な吸収システムを有している装置である事でしょうか。

これらの条件を全て満足させる事は極めて困難で、安易に開始するとあっと言う間に資金倒れする結果となります。